願いを伝える活動について
ちひろの想いである平和への願いを多くの人たちに伝えていくために、ちひろ美術館はさまざまな活動を行っています。
2022年6月、ちひろ 憲法カードができました。
ちひろ 憲法カード ダウンロードはこちら
「ちひろ・平和への願い」鑑賞教育プログラム
いわさきちひろの人生や作品について、スライドを使ってわかりやすく紹介するスライドレクチャーを行っています。ちひろが作品に込めた平和への願いをお話します。
リーフレットをダウンロード(1.2MB)
平和パネルの貸し出し
平和パネルの貸し出し※文章は日本語・英語併記
ちひろが平和への願いをこめてつくりあげた絵本、『わたしがちいさかったときに』と『戦火のなかの子どもたち』の一部をパネルにし、貸し出しを行っています。
各パネルは、絵本『わたしがちいさかったときに』『戦火のなかの子どもたち』のために描いた絵と、被爆した子どもたちがつづった詩や作文、ちひろがベトナムの子どもたちに思いをはせて書いた言葉で構成されています。
パネルの貸し出しをご希望の方は、安曇野ちひろ美術館までお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
平和絵はがき・平和の絵セット
いわさきちひろ 平和絵はがき vol.1
日本の戦争が終わって60年目、ベトナム戦争が終わって30年目の2005年に、「いわさきちひろ 平和絵はがき」は企画されました。ベトナム戦争をテーマにした絵本『戦火のなかの子どもたち』『母さんはおるす』のために描かれた作品や、「世界中のこども みんなに 平和としあわせを」のことばが添えられた作品など、7枚の絵はがきがセットになっています。
ちひろが死の間際まで心を痛めていたのは、ベトナム戦争下で生きる子どもたちのこと。ベトナムでは、今もなお戦争の被害が続き、親・祖父母の世代が浴びた枯葉剤により、さまざまな障害を持つ子どもたちが生まれています。
この絵はがきの制作費を除いた売上のすべては、ベトナムの子どもたちの治療と教育に役立てられています。
いわさきちひろ 平和絵はがき vol.2
2022年2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻がはじまり、子どもたちを含む多くの市民が戦禍にさらされています。
ちひろの絵に託して、反戦と平和の大切さを伝えるために、この平和の絵はがきvol.2はできました。ベトナム戦争をテーマにした絵本『戦火のなかの子どもたち』に描かれた作品、ちひろが1963年にキエフを訪れた際にスケッチをした作品、ロシアの画家エウゲーニー・M・ラチョフがウクライナ民話を絵本にした『てぶくろ』の作品など、7枚の絵はがきがセットになっています。
この平和絵はがきのセットは、製作費をのぞいた売り上げはウクライナへの支援に役立てます。
いわさきちひろ 平和の絵セット ※文章は日本語・英語併記
ちひろが平和への願いを込めて制作した絵本、『わたしがちいさかったときに』と『戦火のなかの子どもたち』の一部が額絵になりました。
絵本『わたしがちいさかったときに』『戦火のなかの子どもたち』のために描いた絵と、被爆した子どもたちがつづった詩や作文、ちひろがベトナムの子どもたちに思いをはせて書いたことばで構成される 、A3サイズの12枚の絵セットです。
ちひろが創立呼びかけ人のひとりとなった、国連NGO 新日本婦人の会( 1962年創立)との協力で完成しました。
平和絵はがき・平和の絵セットは、当館のミュージアムショップで販売しています。
ちひろカレンダー
ちひろの死後2年目の1976年、ちひろカレンダーは、原水爆禁止日本協議会の呼びかけに応えて、誕生しました。現在は、壁にかける大判カレンダーと、卓上型のポストカードカレンダーの2種類があります。
大判カレンダーの各ページには、ちひろの絵とともに、「3・1ビキニデー」「憲法9条は世界の宝」「国連軍縮週間」など、その月にちなんだ、平和についてのメッセージが書かれています。
ちひろカレンダーは、 「核兵器のない平和な世界を」「軍事費より子どもたちの命を」との思いをこめて、人々の手から手へ、平和への願いを伝え続けています。
ちひろカレンダーは、ミュージアムショップで販売しています。カレンダーは毎年夏頃に発売され、翌年のゴールデンウィークごろまで販売しています。詳しい時期については、お問い合わせください。
お問い合わせはこちら
[ちひろ美術館・東京] ミュージアムショップ
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[安曇野ちひろ美術館] ミュージアムショップ
子どもにつたえる日本国憲法
「日本国憲法のなかでも、『これだけは読んでおいてほしい』と思う前文と第九条を小学生にも読めるように」と、作家の井上ひさしが子どもにも読めることばに「翻訳」した『井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法』(講談社)が2006年に出版されました。
今こそ、『井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法』を読みなおしたい、さらに広く知ってほしいという思いから、ちひろ美術館では同書の朗読動画を制作しました。朗読は女優の斉藤とも子さんです。ちひろ美術館公式YouTubeチャンネルでご覧ください。
この映像は、無料での自主上映会にもご使用いただけます。
ご希望の方は、ちひろ美術館までお申し出ください。
メールアドレス(著作権担当宛):copyright[a]chihiro.jp
※ a を @ に変えてご送信ください
ステッカー・カード・しおりダウンロード
「世界中のこどもみんなに平和としあわせを」ステッカー
ちひろ美術館は、「世界中のこども みんなに平和としあわせを」と願って絵筆を握りつづけた、絵本画家いわさきちひろの思いを受け継いで活動をしています。
いわさきちひろは、自らの戦争体験を経て切実な願いを、「世界中のこども みんなに平和としあわせを」という言葉に凝縮させました。その言葉は、いかなる子どもも例外なく平和で文化的な環境で、幸せになる権利を持っていることを示しています。
子どもの幸せと平和を大切に考えられるみなさま、日々の暮らしのなかで自分なりにその思いを伝えたい、発信したいとき、また、家族や友だちとこの問題を話し合うときに、どうぞ、このステッカーをご活用ください。
※画像をクリックすると、ステッカーをダウンロードできます。
ちひろ 憲法カード
ちひろ美術館は、日本国憲法を大切に守り、絵本の活動を通じて、日本と世界の子どもたちが安心して幸せに暮らせる世の中の実現を目指しています。
日本の子どもたちには、日本国憲法が、恒久平和(9条)、幸福追求の権利(13条)をはじめ、思想(19条)、信教(20条) 表現(21条)、学問(23条)の自由、健康で文化的な最低限度の生活を送る権利(25条)として、それを保障しています。
すべての人間は生まれながらに自由、平等で、幸福を追求する権利をもつという思想=天賦人権説に基づいて、今の日本国憲法が生まれました。
天皇でなく国民が国を治め(主権在民)、その自由=権利を可能な限り認め(国民の基本的人権)、国際紛争の解決に武力は使わない(平和主義)ことを約束した日本国憲法は、子どものしあわせと平和の前提です。
「争いを武力によって解決しない」という憲法9条は、私たちの宝です。
今、この憲法を変えて、日本を戦争ができる国に変えようとする動きが急激に進んでいます。
子どもや孫を、戦争の被害者にも加害者にもさせないために、また戦争ではなく話し合いで平和をつくる世界に変えるために、ちひろ美術館では、ちひろが今生きていたらどうしただろうと考え、憲法についてのカード(「前文」、「9条」)を作りました。未来に生きる子どもたちの幸せのために、いっしょに考えていただくきっかけになることを強く願っています。
※A4サイズで出力し、真ん中のグレー線でカット、それぞれを2つ折りにするとポストカードサイズになります。
上段:前文 下段:9条
ちひろ憲法しおり
※画像をクリックすると、しおりをダウンロードできます。
このしおりは、株式会社きかんしが、制作・頒布しています。
ご希望の方は、以下の連絡先まで、お問い合わせください。
株式会社 きかんし
電話:03-5534-1133 営業部企画課
メールアドレス:proj@kikanshi.co.jp(企画課)
URL:http://www.kikanshi.co.jp/
私たちは「特定秘密保護法」が廃止されることを希望します
戦争が終わって、はじめて、なぜ戦争がおきるのかということが学べました。そして、その戦争に反対して牢に入れられた人たちのいたことを知りました。殺された人たちのいたことを知りました。
1972年 いわさきちひろ
私たちは、人が、知り、考え、自分の信ずるところを表現することができる自由を大切に考えます。そして、子どもたちが、戦争のない平和な日々のなかで、絵本をはじめ豊かな文化を享受し、正しく知り、自分で考え、表現する力を持って世界の人々と手をつないで、ともに未来を創造していく大人に育っていくことを願っています。
私たちは、「知る権利」や「表現の自由」をおびやかす危険性のある「特定秘密保護法」が廃止されることを希望します。
※画像をクリックすると、ステッカーをダウンロードできます。
ちひろ NO NUKES ステッカー
子どもの幸せと平和を願い続けた、いわさきちひろ。ちひろ美術館は、そんなちひろの思いを大切にしてきました。
3.11の大震災につづいて起こった福島第一原子力発電所の事故は、核エネルギーに頼ることが、どんなに危険なことかを明らかにしました。
未来を生きる子どもたちを含め、すべての人たちが、核の脅威にさらされることのない世界にしたい。ちひろ美術館は「ちひろ NO NUKES ステッカー」を制作しました。
HPからダウンロードしてご利用ください。
ちひろ NO WAR ステッカー
2003年3月、イラクの子どもたちを戦火にさらさないでという願いをこめて、ちひろ美術館は「ちひろ NO WAR ステッカー」を制作し、HPから図版をダウンロードできるよう公開しました。
同年5月のブッシュ大統領によるイラクへの戦闘終結宣言を受け、一度は閉鎖しましたが、「再度、ちひろ NO WAR ステッカーを」との多くの声をいただき、再開しました。
世界では、今も戦争が続いている国があります。私たちひとりひとりの平和への思いを、ちひろの絵に託し、大きく広げていければと思います。ご自由にお使いください。
※画像をクリックすると、ステッカーをダウンロードできます。
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