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ピエゾグラフによる いわさきちひろ展 ―窓ぎわのトットちゃん―(愛知県)

『窓ぎわのトットちゃん』(講談社 1981年刊)は、黒柳徹子(ちひろ美術館・館長、ユニセフ親善大使)がトモエ学園での思い出をつづった自伝的物語です。日本が戦時体制に入り、小学校では軍国主義教育が行われていた時代にあっても、校長の小林宗作先生は子どもたちひとりひとりの個性を尊重する教育を続けました。電車を教室に使ったり、授業はそれぞれが好きな科目から勉強したりと、小林先生のもと、トットちゃんやその友だちは大好きな学校で、個性を豊かにのばしていきました。ユニークな学園の物語は日本のみならず20以上の言語で翻訳もされ、世界中の人々の心を捉え、世代も国境も超えたロングセラーとして、今なお多くの人に愛され続けています。

出版から42年を経た2023年、黒柳は自らの戦争体験を伝えたいと続編を発表、戦時下の食糧難や東京大空襲、疎開先でのくらしなどを書き下ろしました。戦後80年を迎え、本展では『窓ぎわのトットちゃん』とその続編、絵本版に収録されたいわさきちひろの絵を、物語のエピソードとともにピエゾグラフで紹介します。

主催:MIZKAN MUSEUM、ちひろ美術館
後援:半田市教育委員会、中日新聞社
開催期間:2025/9/13(土)~2025/10/26(日) ※木曜休館
会場:MIZKAN MUSEUM(愛知県)内、MIMホール TEL:0569-24-5111
(住所:愛知県半田市中村町2-6)
入場料:無料(事前予約不要)
※MIMの通常見学コースは有料・事前予約が必要です。

詳細は、MIZKAN MUSEUM 公式サイト イベント情報をご確認ください。
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