アーサー・ラッカム
(イギリス United Kingdom), 1867-1939
ロンドンに生まれる。火災保険会社に勤めるかたわら、ランベス、スレイド両美術学校で絵画の基本勉強を続ける。1892年、雑誌「ウェストミンスター・バジェット」の挿し絵の仕事を経て、1894年に初めての絵本『ドリーの対話集』を出版。1900年の『グリム童話』で高い評価を得る。以後、『ケンジントン公園のピーターパン』（1906）『不思議の国のアリス』（1907）『マザーグース』（1913）など多くの本に絵を描く。写真製版の多色刷りの技術を駆使し、流麗な線画を生かした本は、豪華本として高い人気を得た。
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