ちひろの歩み 社会の主な出来事
1952
昭和27年
33
東京都練馬区下石神井(現・ちひろ美術館所在地)に家を建て、家族3人で暮らし始める。以後22年間、この地で制作活動を行う。

自宅にて長男・猛と 1952年

1953
昭和28年
34
1月、父・正勝死去。
「岩波こどもの本」刊行開始。
1956
昭和31年
37
絵雑誌等に発表した作品を対象に、小学館児童文化賞受賞。
絵本の仕事として初めての『ひとりでできるよ』(福音館書店)を描く。

小学館児童文化賞授賞式にて 1956年11月

12月、日本、国際連合加盟。
「こどものとも」(福音館書店)刊行開始。
1958
昭和33年
39
至光社の月刊絵雑誌「こどものせかい」に描き始める。
紙芝居『お月さまいくつ』(童心社)を描き、翌年、厚生大臣賞受賞。
1960
昭和35年
41
『あいうえおのほん』(童心社)を描き、翌年、サンケイ児童出版文化賞受賞。

自宅でスケッチをするちひろ 1960年

日米新安保条約調印。
翌年、日本童画会解散。
1962
昭和37年
43
最後の油絵作品「こども」を描く。
教科書の絵の再使用に対して、太田大八、久保雅勇らとともに抗議、以後解決に至るまでねばり強く戦う。