いわさきちひろ 垣根ごしにのぞく子ども 1970年
―見て、触れて、あそんで、ちひろを再発見
いわさきちひろは、生涯、子どもを描き続けた画家でした。いきいきと体を使ってあそんだり、自由な空想をふくらませてあそんだりする子どもたちの姿を、ちひろは数多く描きました。子どもは、あそびながら、さまざまなことを体験し、体全体で、この世界を知覚していきます。
本展では、多様なメディアを使い、体験型の作品を展開し続けるアートユニットplaplax(プラプラックス)が、「あそぶ」をキーワードに、ちひろとコラボレートします。plaplaxは、映像を駆使してちひろの絵のなかに入ってあそぶ“絵のなかの子どもたち”や、ちひろの絵本を体で楽しむ“絵を見るための遊具”など、参加型の作品を展開します。見て、触れて、ちひろの世界をあそびながら体感する展覧会です。
plaplax からのメッセージ
ちひろさんが子どもを描くとき、卓越した観察者(あるいは母親)の目線で「あそび」の躍動感を捉えている、と同時に、自身のなかの子ども(特に少女のころの記憶)がいっしょになってあそんでいる。絵のなかでいっぱいに身体を使ってあそんでいる子どもたちと、それを描きながら頭のなかで自由にあそんでいるちひろさん、そして来館したみなさんが、一体となってあそべる空間。そんな展覧会を目一杯あそびながらつくってみたいと思っています。
plaplax からのメッセージ
※「いわさきちひろ生誕100年」記者発表時(2017年11月1日)の映像です。
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