8/18(日)ちひろの水彩技法体験「にじみでうちわをつくろう

この頃いくらか気温も下がり、過ごしやすくなって参りましたが
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。インターンシップ生のYです。

8月18日の日曜日、前日に引き続き、
ちひろの水彩技法体験ワークショップ「にじみでうちわをつくろう」を開催しました。

お子さんから大人の方まで、今回も定員いっぱいの大盛況!
ひとりで参加してくれたお子さんもいて、はじめは緊張の面持ちでしたが、
筆をうごかしはじめると一変。
絵の具をたらしたり、吸い取ったり、画面をかたむけたりと、紹介した
技法を駆使して、夕日をイメージしたにじみを一生懸命に描いていました。
その後、うちわの骨に紙を貼る、ヘリを貼るなど難しい作業を一緒に
乗り越えるうちに緊張も解け、最後にはみんなにむけて自分の
うちわの発表もしてくれました!

この日も、見て涼しく、あおいで気持ちのいい、素敵なうちわが
たくさんできました。

さて、二日間で合計77名の参加があった「にじみ」のうちわ作り。
このワークショップでは、ちひろ美術館の職員を中心に、
私たちインターンシップ生と学芸員実習生が協力して運営を担当し、
試作や打合せを重ねて本番に臨みました。

この日は二日目でしたので、前日の反省会で出された改善点—
難しい箇所はスタッフが積極的に手伝う、各テーブルの材料を
あらかじめ仕分けして配布時間を短縮する、等々・・・を、早速実践してみました。

インターンシップ生と学芸員実習生は、先月のちひろの水彩技法体験ワークショップ
「朝顔を描こう」から、美術館のいちスタッフとして活動に加わってきました。
今年の活動は、本日が最終日となります。

学芸員実習生は、ワークショップ補助のほかに、
ただ今開催中の「ちひろ・絵本づくりの現場」と
企画展「ずっと長さんとともに―長新太が描いた子どもの本―」の会場設営、
受付での接客、広報活動、事務補助など、美術館の仕事全般を体験、
一方でインターン生は、ワークショップに重点的に関わるかたちで
参加者の方々と交流させていただき、
非常に楽しく、また貴重な経験を得ることができました。

ひと月という短い間でしたが、参加者の皆さまにとって、
少しでも楽しいワークショップ、そして美術館の環境を生み出せていたなら、幸いです。

それでは、夏休みも最終盤に差し掛かっておりますが、
新学期に向けてお元気でお過ごしください!

(E.Y.)