もうすぐ参議院選挙の日

もうすぐ参議院選挙の日ですね。18歳以上のみなさんは、投票に行かれるでしょうか。もう期日前投票に行かれたでしょうか。

いわさきちひろは、夫が政治家であっただけでなく、自身も政治に関心をもっていました。約50年前の1972年のインタビューで、彼女はこう語っています。

「人間が活き活きと暮らせるというのは、明るい平和ないい世の中でなくてはむつかしいことです。その人間を生きにくくしている公害や戦争や物価の上がるのは、みんな人間がやっていること、つまり、政治がそうしているのです。
　私は絵描きだから、絵だけ描いて暮らせたらいいと思うんですけれど、そううまくはいかないのがいまの世の中です。好きな絵を安心して描くためにも、ゼンソクになっちゃあだめだし、物価が高くて、生活がおびやかされるんじゃあどうしようもありません。まして、戦争にでもなったら最後です。そういうわけで、誰でもがちゃんと政治のことを考えて、みんながしあわせに生きられるように、しっかりしていなければならないんだと思います。」

ちひろ、夫・松本善明とともに　1972年