「山の日」も美術館で

やっほう やっほう やまのぼり
『あいうえおのほん』(浜田廣介・文 童心社)より

いわさきちひろ 山登りをする子どもたち『あいうえおのほん』(童心社)より 1960年

本日2024年8月11日(日)は、「山の日」ですね。
画像の作品は、『あいうえおのほん』の「や」のページに描かれました。ちひろは大きな雲を帽子のかたちに描き、絵本ではこの雲のなかに、山の「や」の字が入っています。子どもたちに文字を印象づけるにはぴったりだと思いませんか?
いわさきちひろは、山や自然を愛し、子どものころから学校が休みになるたび、両親の故郷である信州を訪れていました。作品の子どもたちも楽しげに山道を登っていますね。

文章を書いた浜田廣介は、『泣いた赤おに』などで知られ、ちひろが絵を描いた絵本『りゅうのめのなみだ』(偕成社)をご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
『あいうえおのほん』や『りゅうのめのなみだ』は、ちひろ美術館・東京の図書室でもご覧いただけます。「山の日」を美術館で過ごすのもおすすめです。

▽開催中の展覧会のご案内
2024年6月22日(土)~10月6日(日)
いわさきちひろ ぼつご 50 ねん こどものみなさまへ あ・そ・ぼ
※お盆期間(~8/18)は無休開館いたします。