ちひろが最後に描いた作品
2020年8月8日(土)、いわさきちひろが亡くなって46回目の夏を迎えます。
1974年6月、入院中だったちひろは、描きかけのあかちゃんの絵に病室で目と口を描き入れました。気を詰めて、一気に描き込むちひろの描法は、瞬時にかなりのエネルギーを使うため、描き終えたちひろは、肩で大きく息をして力なく筆を置いたといいます。
「子どものしあわせ」(1974年8月号)の表紙絵に使われたこの作品は絶筆となり、いわさきちひろは、1974年8月8日、55歳の生涯をとじました。
(K.R.)
◆8月8日「ちひろ忌」
いわさきちひろが願った「世界中の子どもたちのしあわせと平和」をご来館のみなさまと分かち合いたいと思います。
◆いわさきちひろ 子どものしあわせ-12年の軌跡
いわさきちひろ あかちゃん(絶筆) 1974年
※2020年10月11日(日)まで、展示中です。
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