新刊『石内都 都とちひろ ふたりの女の物語』
11月1日より開催中の展覧会にあわせて書籍が刊行されました。
写真家・石内都が新たにいわさきちひろの遺品を撮り下ろしたシリーズ〈1974. chihiro〉とともに、自身の母親の身体や遺品を撮影したシリーズ〈Mother’s〉が掲載されています。石内の視点を通して語られる同時代の空気を吸って生きたふたりの女の物語は、ふたりの生きた軌跡が、現在を生きる私たちに連なっていることをも感じさせます。
巻頭の石内都によるテキスト「母から遠く離れて」、小説家・千早茜氏の寄稿、当館主任学芸員による解説、そのほか石内都といわさきちひろによる絵を添えた「藤倉都といわさきちひろの料理」など、ふたりを多方面からとらえ、紹介しています。美しい装丁、手のひらになじむ版型と厚みの造本です。ぜひ手にとってご覧ください。
『石内都 都とちひろ ふたりの女の物語』
(求龍堂 本体価格2,500円)
ちひろ美術館・東京では、ミュージアムショップにてお取り扱いいたしております。展覧会をお楽しみいただきます折には、ぜひお立ち寄りください(安曇野ちひろ美術館でも販売予定です)。
◆2019年11月1日(金)~2020年1月31 日(金)
石内都展 都とちひろ ふたりの女の物語
(K.R.)
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