ちひろ美術館がカール賞 架け橋賞を受賞しました

ちひろ美術館(東京・安曇野 館長:黒柳徹子)は、2019年カール賞(Carle Honors)の架け橋賞(Bridge)を受賞しました。日本の個人、団体が受賞するのは今回が初めてとなります。

カール賞とは……
今年で14回目を迎えるカール賞は、絵本『はらぺこあおむし』でも知られる絵本画家エリック・カール(1929~)が設立したエリック・カール絵本美術館(アムハースト、マサチューセツ州、アメリカ)が2006年から創設した賞です。毎年、レナード・S.マーカスを議長とした委員会により以下の4部門を設け絵本を通して子どもの読書文化へ貢献があった者に賞が贈られます。

・アーティスト賞(Artist):絵本の分野において長年の功績が認められる者
・メンター賞(Mentor) :絵本の芸術性を支える編集者、デザイナー、教育者
・エンジェル賞(Angel) :絵本の展覧会や教育普及プログラムの実現に貢献した者
・架け橋賞(Bridge9) :絵本芸術をより広く伝えるために、他分野の仕事を通して、素晴らしい方法を見出した者

過去には、故モーリス・センダック(2008年アーティスト賞)や、ボローニャ国際児童図書展(2018年架け橋賞)も受賞しています。

NYの受賞式で黒柳徹子館長による受賞スピーチ映像の上映も
本年、カール賞 架け橋賞に、ちひろ美術館が選ばれた理由として、絵本のイラストレーションを扱う美術館としての世界に先がける活動と、イラストレーションを大切にする世界の美術館に影響を与えたことが挙げられています。

授賞式は、2019926日、午後4時より(現地時間)アメリカ、ニューヨーク市で開催されます(会場:Guastavino’s 住所:409 East 59th Street)。受賞式には、ちひろ美術館常任顧問の松本猛(いわさきちひろの息子)が参加し、館長の黒柳徹子による受賞スピーチの映像が会場で上映される予定です。

今年のカール賞についての詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.carlemuseum.org/content/carle-honors-honorees-2019