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  • 『ことりのくるひ』(至光社)

    『ことりのくるひ』

    いわさきちひろ・文 武市八十雄・案 至光社 1972年刊

    「小鳥がほしい」という、少女の心にふと芽生えた気持ちがどのように変化していくかを、少女の想像や心象風景なども織り交ぜながら描いています。中国の山水画に伝わる「没骨(もっこつ)法」という、輪郭線を描かず、墨(この場合は水彩絵の具)が広がって生み出す境界線で対象の輪郭を表現する技法を基本として、そこに、たらし込み等の技法も用いています。1973年のボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞しました。

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