vol.6 海の絵本

とうさんはタツノオトシゴ
とうさんはタツノオトシゴ
エリック・カール 作 さのようこ 訳
出版社 偕成社
出版年 2006年
タツノオトシゴのかあさんは、とうさんのおなかのポケットに卵を産み落としました。とうさんは、大事に、卵を守ります。
トゲウオくんやティラピアくん、タツノオトシゴのとうさんが出会う魚は、みんな奥さんの生んだ卵を守っています。
海のなかは、「イクメン」が当たりまえなのですね。
ところどころに、透明フィルムに描かれた海草やサンゴに、海の生き物が隠れているのも楽しめます。
カール自身が彩色した薄紙の美しいコラージュが、海の生き物の世界を、色鮮やかに彩ります。


うみのカラオケ
うみのカラオケ
スズキコージ 作
出版社 クレヨンハウス
出版年 1996年
「あるひ、たいさんがうみべでたいりょうぶしをカラオケでうたっていると」で始まる愉快なお話。
犬のごろはちの「カミナリゴロちゃん」、タコのはっつあんの「はっつあんおんど」、つぎつぎとユニークな歌い手が持ち歌を歌います。
海で繰り広げられるカラオケ大会、最後に歌ったのは、さて誰だと思いますか?
スズキコージの力強いタッチと色で描かれた画面は、大音量のカラオケが聞こえてくるかのような迫力です。
考えすぎてはいけません。とにかく楽しい、暑い夏にピッタリの絵本です。

ちひろ この1冊

ちひろ 秋の画集
ちひろ 秋の画集
講談社 2010年
この秋、ちひろの季節の画集が刊行されます。その第一弾が『ちひろ 秋の画集』。
たわわに実る真っ赤な柿、秋の夕暮れのなか遊ぶ子どもたち、色づく木の葉……、
ちひろが秋という季節をすくいあげ、描いた作品の数々が掲載されています。
かぜ どこから ふくの ふゆ どこからくるの あき どこへいくの (いわさきちひろ1968年)
ところどころに添えられたちひろや息子の猛の言葉がアクセントとなり、詩画集を読むように楽しめる1冊です。

  • 『うみのしっぽ』 内田麟太郎 文 長新太 絵 童心社 1991年
  • 『はまうり』 石垣幸代・秋野和子 文 秋野亥左牟 絵 福音館書店 1999年
  • 『あおいふね』 谷内こうた 作 講談社 1983年
  • 『ぐりとぐらのかいすいよく』 中川李枝子 作 山脇百合子 絵 福音館書店 1976年
  • 『海のおばけオーリー』 マリー・ホール・エッツ 作 石井桃子 訳 岩波書店 1974年
  • 『海のおくりもの』 ルイズ・ブリアリー 絵 アン・カーター 文 清水奈緒子 訳 セーラー出版 1992年
  • 『コーラルの海』 サイモン・パトック 作 スティーブン・ランバート 絵 かけがわやすこ 訳 小峰書店 2000年
  • 『海べのあさ』 マックロスキー 作 石井桃子 訳 岩波書店 1978年